認定NPO法人キーパーソン21

活動ダイアリー わくわくエンジン®ブログ

市民性の創造

2009.01.16

代表朝山ブログ

関口妙子という理事がいる。
「うちの次男の小学校時代の同級生のお母さん」という関係で
今もキーパーソン21の理事をつとめてくれている。

一般的に、お母さん同士の会話というのは、
子どもの話や学校の様子、お稽古事や塾の話などを
することが多いのだが(少なくとも私はそうだった)、
小学校の保護者会か何かの帰り道、彼女と世間話をしながら歩いていたら、
「やっぱり私たちも地域のことに関心をもって参加していかなきゃね。」
と何かの話の流れで何気なく彼女が言ったのだ。

この関口女史の発言に
私はびっくりした。
目が覚めたような感じがした。
いままで私は何をしていたんだろう・・。

当時私は、「地域」などという言葉もあまり気にしたこともない。
「市民」という感覚など微塵ももっていなかった。
自分の住む地域のことを考えたことなどない。
自分の住む国を自分たちが創っていくなど思ったこともなかった。
PTA活動も町内会の行事も市民活動やボランティアも政治も
全く関心がなかった。
「市民性はゼロ」と言っていい状態で、
自分と自分の家族のためだけに生きていた。

関口さんとの会話の日が、私の中では、はじめて「市民性」というものに
目覚めた日なのだと今も思っている。
関口さんとの出会いに感謝している。

今、田中弥生さんの
「NPO新時代」~市民性創造のために~
という本を読んでいる。

そこで田中さんはこう記している。

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NPO法第一条の短文に法の基本である二つの目的が記されています。
ひとつは「公益の増進に寄与すること」であり、
もうひとつは「市民が行う自由な活動の健全な発展」です。

前者はNPOが提供する社会サービスの側面をさしており、
もうひとつはNPOへの参加を通して人々が自発的に社会貢献活動に
参加することを促進するという、市民参加の側面です。

この10年間、NPOセクターはこの二つの側面をどのように
伸ばしてきたのでしょうか。

NPOがサービスの側面に相当量のエネルギーを投じてきたことは
明らかです。

つまり、事業を発展させ、少しでも多くの受益者の数を増やすことを念頭に、
組織の運営と事業について多くのエネルギーを投じてきました。
マネジメントや効率性の議論も主としてサービスの側面を伸ばすためのものでした。

市民性創造の側面は、NPO活動の成果としては見えにくく、また地味な側面でもあります。
NPO10年、サービスの側面には力点が置かれてきましたが、もうひとつの側面にはさほど注力されてこなかったのではないでしょうか。
しかしながら、現代の知識社会においては、「市民性創造」の側面がより重要になるのであり、
そこにNPOの未来の可能性があるように思えてならないのです。

~~~~~~~~~~~~

キーパーソンも2008年度までは、
田中さんのおっしゃる通り、プログラムの開発と子どもたちへの実施で精一杯だった。 

しかし、2008年度からは、
会員の皆様の活動の場を広げ、愛着のある組織つくりを始めている。
これは結果として、多くの方に活動に参加していただけることとなっていて
田中弥生さんのいう「市民性の創造」となっていると言ってよいのではないかと思っている。

キーパーソン21の存在価値が、もう一つ明確に見出せたようで
これまで進んできた道が間違ってはいなかったと
ほっとした感じがした。

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